年間外気温湿度データの作成
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自動化した年間外気温湿度データ
アメダスから外気温湿度データを取得し、データを作成するには、非常に手間のかかる単純作業でした。
エクセルにコピーしたデータを貼り付け、必要なデータのみを取り出し、編集したうえで最大値を算出する方法で行いました。根を詰めて作業しても、3年分のデータで も約7日位かかりました。これが、自動化できることになりました。
アメダスのデータは、HTMLで書かれています。 従って、検索をかければ、必要なデータのみを引き出すことができました。このプログラムは、オンラインヘルプが無いため、以下に使い方を説明します。
自動作成手順 (1)~(7)
(1) AutoACJ ver 5.3.2以降は、この機能がバンドルされていますので、ツールバーの
ボタンで起動させてください。
(2) 「YTDFiller」を起動しますと、気象庁(アメダス)のページが表示されます。 アメダスのページとは、直接リンクしていません、参考です。
(3) ツールバーまたは、メニューの「開く」ボタンを押す。
(4) 国名選択のダイアログが表示されますから、条件等を設定します。
「国名・都市」
ドロップダウンリストより選定してください。必要な地域が見つからないときは、「国情報」を新規登録が必要。
新規登録するとき、都市名は、(日本-鹿児島)のように、全体で全角で6文字としてください。
ただし、YTDFiller が計算可能な地区は、 Country Listで表示される地区のみですからご注意ください。
「年度」
連続で取得する年数で「3年間」・「5年間」・「10年間」から指定してください。(2011年から指定年数が対象になります)5年間くらいが適当です。
「毎月の取得日」
デフォルトで15日ですが、変更可能(1~28)です。
2月30日のようにならないように十分注意してください。
(5) 「OK」ボタンで確定すると、ネットを介してデータが取り込まれます。
インターネットの環境にもよりますが、数秒でデータの取り込みが終了します。54Mbsのネットスピードで、約2秒くらいです。取り込みが終了するとダイアログが表示されます。
(6) ツールバー若しくはメニューで、「作成」ボタンを押してください。
取り込んだデータから必要なデータが抜き出され、自動的にファイルが作成されます。
温度は、算術平均が取られますが、湿度はその時の温度と供に熱量のエンタルピに換算され、そのエンタルピの平均値が算出され、更に温度と相対湿度に換算されます。
完了すると、作成されたファイルは、「My Documents」に保存が促され、メモ帳が立ち上がり、作成されたデータの確認ができます。
1行目の、取り込み年数や地区、また作成年度を確認してください。
(7) 最後にツールバー若しくはメニューから「登録」ボタンを押すと、AutoACJ動作に必要なフォルダに自動的に登録されます。
My Documentsに作成されたファイルは、自動で消去されます。年数などを変えてテストしてみてください。
最終更新日:2020/02/04
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