東南アジアでポピュラーな壁

 

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東南アジアで使用されている一般的な外壁は、いまだにレンガが主流です。
理由は、なんと言っても建設コストが安い事があげられます。


 

最近のシンガポール中高層のビルは、鉄骨構造にアルミクラッディング(カーテンウォール)が使われるようですが、中低層(15~20階建て以下)では、鉄筋コンクリートの構造体にブリック(レンガ)の壁が大半です。

  

 

防水上の問題が頻繁に発生する為、低層の工場以外では2重張りが多いようです。

ここで紹介しているAutoACJで熱貫流率を計算すると、

但し、ブリックはシンガポールで使われている汎用品で熱伝導率もシンガポール基準を採用。

モルタルも東南アジアで最も良く使われているワーカビリティーを上げるため、泥が混入しているもので計算。

 

これに対して、日本の省エネ法は「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する設計、施工及び維持管理の指針(平成18年国土交通省告示第378号)」を比較すると、熱貫流率は大幅に小さくなっています(0.49~1.76 W/m2K)。 一部を下記にあげます。

 

 

 

あまりにも違いすぎるため、AutoACJを日本で使う為には、「壁などの材料登録」を日本仕様に変えないとだめなようです。

 


最終更新日:2020/02/04
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